Web上で大概の情報が得られますが、直接的情報だけだと見えない情報があります。私は受験生の親としてこのコロコロコミックのような情報雑誌を毎日のように愛読していました。するとちょっとした抜け道のようなものが見えてきます。今回はそれを少し紹介したいと思います。
受験科目が少ない大学学部は人気化し難関する
大学受験生にとって少ない科目で受験できることは魅力的で選択肢の幅が広がりチャンスが広がります。また、大学側にとっても受験生の人気を博し多くの受験生を集めることで倍率が上がりボーダーラインが上がることで偏差値ランキングが上がるというメリットがあります。
このマジックを逆手にとると合格しやすい大学学部がみえてきます
同じランクの大学学部を眺めていると明らかに偏差値や倍率や合格最低点が低い大学学部が見つかります。ミスプリ?ではありません。大学受験に穴場はないですが、確率を高める道は存在しています。
それは、
マイナーな科目パターンで受験することです
大多数の受験生と少し違う戦略を選ぶだけでレッドオーシャンのすぐ脇にあるブルーオーシャンが見つかることがあります。カギは文系受験生にとっての数学と理系受験生にとっての国語です。私がおすすめする3ケースを紹介します。
①早稲田大学 商学部 数学型
②慶應義塾大学 商学部 A方式
③立教大学 理学部 共通テスト利用
①早稲田大学 商学部 数学型
早稲田政経の数学必須化など流れが変わりつつありますが、早稲田商の数学受験です。早稲田の地歴はめちゃくちゃ難しいですが、数学は文系数学の範疇である程度できる受験生であれば得点できるので早稲田の標準化という仕組みも手伝って合格率が高まります。
②慶應義塾大学 商学部 A 方式
受験科目は、英語、数学、地歴 という他に無い組み合わせです。これにより倍率が常に3倍以下という早慶文系で圧倒的に低い倍率を維持しています。慶応商がW合格者進学率ではいつも上回っている早稲田商よりも河合塾偏差値で5.0も低い理由がここにあります。
文系受験生に数学は敬遠されがちですが、私も予備校で文系数学は地歴と同じ暗記科目と心得るよう言われていました。勉強時間は地歴より少ないですが。
③立教大学 理学部 共通テスト利用 6科目型
共通テスト利用の合格最低点(得点率)を見るとMARCHなのに明らかに低い学部が見つかります。6科目型の名前の通り科目数が多いですが、ポイントは国語が現代文のみであることと、理科が2科目あることです。国語は現代文のみなので80分で現代文をのみ解けば良いのでじっくり高得点が狙えます。また、理科が2科目あるのでどちらか失敗しても挽回が可能です。このパターンは、国公立科目を勉強している受験生であれば合格しやすいと考えられます。
いかがでしたでしょうか。これは例ですが、志望校を考えるときに安易に科目を絞ることはわざわざ茨の道を選ぶようなものです。あらかじめ志望校と滑り止め(許容校)まで偏差値だけでなく科目パターンと倍率をみてブルーオーシャンを見つけましょう。文転受験生はそれを強みにできます。
【この記事を書いている私は】
◉学歴は親からの贈り物!が信条
◉息子の受験を二人三脚で併走した受験生の親
◉息子は地元公立高校▷横浜国大▷東工大院
◉受験には親のサポートが必要と考え、忖度ない情報を収集・発信中
学歴は親からの贈り物 が信条!周囲の中学受験を横目に息子は小中高は公立育ちで公立高校からの大学受験に臨むことになり、まずは親が情報を集めていく中で受験の真実を学びました。
難関大学受験の観点で私立や中高一貫ではない公立高校は負け組か?答えはNOです。理由は、大学受験は最終的には独学と自学自習だから。
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